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新春早々に先生から届いたEメールより・・・
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愛媛の新居浜市の化学会社に勤務している県工時代の教え子から年賀状を頂いて 驚いた。
インタネットで「佐伯昭物語」を見たというのだ。 まさか、県工は二クラス、それに三木の数人あてに送ったたけだが・・・
本人は偶然、検索よりGoogleを選び「佐伯尭」を入力したら出てきたという。
早速実行してみる。 出た! 皆さんに送ったシリーズものが数々のカラー写真に飾られて・・・
見覚えあるぞ、高田だ!!案の定彼のメールアドレスを見つける。 彼がシリーズものをまとめてくれたのは覚えているがここまでとはびっくり。
早速東京の遺族に知らせよう、・・・パソコン持ってるやろなー・・・・・・

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私から先生への返信メールより・・・
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先生の名前から「佐伯昭物語」が出てくるとは知りませんでした。 私はYahoo!Japanですので、「yahoo!検索」で試してみました。
出てきました・・・ 私もおどろいています。

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今、思い当たること そもそもの発端は・・・
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先生は私が中3の時担任の教師で、理数科を教わっていたと思います。 当時は物がなかった時代で、運動場で蹴球(サッカー)をして遊んでおりました。 卒業してから数十年経過しているのですがこれまで先生の名前、漢字が正しく読めなくて、自分勝手な読み方をしておりました。 先生がパソコンをはじめられて、Eメールを貰ったとき正直にこのことを話して正しい名前の読み方を教わりました。 尭(たかし) 忘れるといけないので、読み仮名も付けてアドレスブックで保存しておりました。 この前「昭物語」をまとめたときに、著者の紹介で先生の写真をDクラス会から流用してその写真の下に名前を入れたのですが・・・ このときDクラス会のメンバーも先生の名前を読み誤っているのではないかの思いから、 読み仮名をつけ、佐伯尭(たかし)先生 と10ポイントの文字で入れたんです。 この10ポイントの3文字を、この度検索エンジンが見つけたのでタイトルの「佐伯昭物語」が出て来た様な訳なんです。 予想外の展開に、ほんとに驚いています。 この後、お話は「故郷探訪」へとつづきます・・・
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Subject: Date:
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故郷探訪 Tue, 20 Jan 2009 11:21:13 +0900
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県工の教え子の間で「昭物語」が話題になっている。 先日あるクラス会でも高田の編集力やセンスに皆驚いていた。
その翌日更に嬉しいニュースが入った。 これを黙っておく手はない。
聞く方は迷惑でも喋らねば・・・ 偶然「佐伯尭」を入力して「昭物語」を引き出した新居浜居住の横田君から電話が入った。
私の故郷愛媛県西条市、丹原町、田滝「タタキ」を見聞して写真も撮ったので送るというのだ。
メールの山奥田滝の描写を読んで以来、この田舎に興味をもっているようなので、冗談まじりで「探訪してくれ」とは言っていたがまさか・・・ 待ち遠しい日々が続いた数日後ついに便りが届く。
大きく変貌した70年ぶりの故郷の姿を目をうるませながら何度も何度も読み返す。 概略次の通り
人通り無かったので先ずは文に出てくる小学校へ行く。 鉄筋の二階建てだった!!
校長先生を呼び出しわけを説明すると 校長先生・・・「一緒に案内します」!!横田感激! この後田滝
の人々の誠実さに何度も感動することになる・・・・ 旧佐伯邸はすっかり建て直され2:軒に分かれていた。
その内築山の残っている方の家を尋ね訳を話し説明してもらう。 榎の大木は枯れて今は無く、樫の大木が残って・・・写真を見ながら泣けてくる。 噂を聞いたのか二三人集まってくる。
その内のある爺 「たかちゃんとは同い年でよく遊んだ、同級生は8人いた、 たかちゃんが村を出る時全員で見送った」! 先生の文と一緒だ! 横田は更に尋ねる
「風呂はどうでしたか」 「薪持参で皆入れさしてもらった」 先生のと一緒や! 感動した彼は名前を尋ね、写真を撮り他の写真と一緒に送ってきた。
二人の竹馬の友の一人は「あきちゃん」という。 姓名や顔はすっかり忘れた。 届いた名前は黒光昭一だ。 ひよっとして「あきちゃん」か!!校長と黒光さんに礼状を出した。
黒光さんが「あきちゃん」であって欲しい・・・一途に念じながら返事を待つ。
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竹馬の友 Wed, 28 Jan 2009 11:44:04 +0900
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田滝の爺さん黒光昭一さんから返事がこない。 やっぱりあきちゃんとは別人なのか、待てよ、田滝の人は親切で、思いやりがあって、
控えめで・・・そうだ、名乗るのを遠慮しているのだ。 番号を調べて電話する。 数分の会話であきちゃんだと分かった。 「あきちゃんやないか!!」
後で近所に聞こえんばかりの大声だったと婆さまは言う。 すっかり打ち解けたあきちゃんとたかちゃんは70年ぶりにはしやいだ。 概略次のようだったか・・・
もう一人の仲良したけちゃんはすでに亡くなっていること。 私からの質問「他の同級生やら田滝の現況」については調査中であること。
字が下手で文章もにがてで数年手紙を書いていないこと・・・ 私・・・「読めればいいのだ、何日でも待つ。是非送って・・・ 」
別れ際に衝撃のひと言「昨年のー 肝臓癌や言われてのー あと何年かのー 」 神様は奇跡の再会を与えてくれたが、結末はいつも斯くなる。
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二通の便り Fri, 6 Feb 2009 11:32:53 +0900
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待ちに待ったアキちゃんからの手紙が来た。 私の質問に答えるべく調査した内容が懸命に綴られていた。 「・・・生まれつきの字、作文下手で失礼しました」と
結んであった。 何日もかかったであろうその手紙に私は万感の思いで返事を出す
。
「字ゃ文が下手だなんてとんでもない」。 気持ちのこもったお手紙はこの上なく素晴らしいものでした・・・
一日おいて偶然小学校校長から便り届く
「佐伯昭物語拝読した。全文プリントアウトして黒光昭一さん宅へ届けました」
なんという親切な!!
更に「現生徒数五名です」。 家数は増えているのに何故??
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おわりに 先生と交わしたEメールから掲載しています。
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