「老いを生きる」を考える 3年3組 T.T
1935年生まれ、世界的な恐慌の中、少年期は第2次世界大戦で耐乏生活を強いられました。
生活のためもあって16歳で逓信講習所(兵庫電気通信学園、有線通信オペレーター)に入り逓信省に就職しました。
その後 電気通信省、日本電信電話公社、NTTと変わっていきますが、追いつき追い越せを合言葉に戦後を生き抜いてきました。 私も今年で満69歳になりました。 シックスナインです。 若い頃ならすぐに異性を連想したものですが、今はどう転んでも大丈夫な、角の取れた円熟の年代に少し近ずいたかなと思えるようになりました。
長寿、少子、高度情報化社会の中にいて、年金で生活できる自分たちを考えるとき、子供(息子)4人を育てることが出来たことを喜び、これからは好きなことや、やりたいこともはじめてみようかと家内と話し合いました。
いかに老いを迎え入れるか、受け止めるかについては、かねてから心にとめておりましたが、高大生になって、20周年記念講演で井上正敏先生の「朱夏、白秋の人生と向き合う」とめぐり合い、受講して、共生、交流、希望、この10か条を座右に置こうと決めました。
入学した1学年のときに「健康づくりについての話し合い」に参加する機会があり、「生涯元気で自分のしたいことが出きるために」どのようにすべきかについて話し合いました。 健康を維持する努力が大切と、 その心がけるべき事項(1〜6)がまとまりました。
健康維持のための体の運動は、山歩きやハイキングとあれこれ参加しています。 一方頭の体操はパソコンとなじむ中で 人間のすばらしさ、頭脳のすばらしさを知ることとなり元気も沸いてきました。生まれつき頭は良くない方と親のせいにして怠けておりましたが、良くないのはマイコンに用いているプログラムソフトの方で古い程度の低いプログラムソフトでは、 それなりの働きしかできません。
人生の節々で、そのときに一番ふさわしいプログラムに切り替えていく努力をしていけば、頭脳は誰にも引けをとらない、すばらしい働きをするようです。私のそばにあるパソコンのソフトはWin98ですが、機会あるごとにアップデートを実行して最善に努めているといろいろ教えてくれます。
学生自治会のクラブ活動では、パソコンとゲートボールの両方に入っておりますが、私にとってゲートボールは健康維持とボケ防止に有効に働いているように思えます。あまり経費を必要とせず、結構熱中して楽しめますので皆さんにもお勧めできるスポーツと思います。
[継続は力なり」と聞きます。これからは何事も自分のためだけでなく、学長の言われますように周囲の人たちにも皆のためにもなるように、へこたれずに努力して参りたいと存じます。 |